やりすぎたらいけない
人も犬も年をとる
すると
段々とできなくなってくることもありますよね。
だけど
かわいそうだから
とか
急いでいるから
とか
そんなこちらの勝手な理由で
できることまで
取り上げてはいけない。
まだ自力でできることまで
たとえ良かれと思ってでも
手を貸してしまうことで
まだ稼働している体の機能を
奪ってしまうことになるのです。
それは
表面的なことだけにとどまらず
時に生きる気力さえも奪うことになるのです。
犬の場合…
人間もそうですね。
自分で歩くこと
自分で食べること
自分で排泄すること
これが純粋に喜びにつながっています。
言葉を話さない犬においては
飼い主が
よかれという想いから
手を貸しすぎることが
往々にしてあろうかと思います。
抱っこしてあげるのではなく
自力で歩くための補助をする。
食べさせてあげるのではなく
食べやすいように工夫をする。
自分で排泄できるように
おむつに頼らない。
などなど。。。
やってあげるのではなく
手を貸してあげる。
使える機能は
使える間は使ってあげる。
今の時代
なんでも
時短
手早く
なんてことが主流になってしまっている。
その陰で
ゆっくりと
時間をかけて向き合うこと
待つこと
見守ること
できなくなってしまっている。
それが寝たきりを増やし
生きがいを奪う。
100%そうじゃないかもしれないけれど
少なくとも
絶対違うとは言い切れないでしょう。
まわりの人間が先走り
当人、当犬の
できることまで
できなくしてしまうこと
それほどに不幸なことはないです。
当人、当犬にとって
どこまで大丈夫で
どこから手を貸してあげれば良いか
その見極めが大切。
そして
優しく
ゆったりと
見守ってあげる姿勢が
人間にも
犬にも
介護という現場において
必要だと私は強く思います。
ありがとうございました(^^)
スウェーデン式ドッグマッサージLoop代表 待鳥 邦会
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